介護施設の種類(主なご就業先)

介護施設とひとくちに言っても、その種類は非常にたくさんあります。まずは施設の種別や特徴をしっかりと理解してから、自分に合った働き方はどれか、自分の条件に合った施設はどこか、担当者とじっくり話合いながらぴったりの職場を探しましょう!

介護付有料老人ホーム

有料老人ホーム介護付有料老人ホームは、主に60歳以上の自立高齢者が生活をする住居で民間企業が運営している施設が多く、なかには ホテル並みの接遇でサービスを提供するホームもあります。有料老人ホームでは、入居されている高齢者の方々を『ご入居者様』と呼ぶのが一般的です。比較的介護度の低い 施設ではただ単に介護をするというより、『おもてなしの心』が大切になります。

有料老人ホームで働くポイント

◆サービス内容や方針は企業によって大きく異なる。
◆福利厚生や研修制度が充実している。
◆昇給・昇格等のキャリアパスが明確になっている企業が多い。
◆接遇・マナーはもちろんのこと、ホテルマンのように接する気持ちが必要。

将来的な展望をもつ方や給与条件やキャリアパスの労働環境を明確にしたい方におススメです。

介護老人保健施設(老健)

介護老人保健施設介護老人保健施設とは、介護の必要な高齢者の自立支援、家庭への復帰を目指すために作業療法士や理学療法士等によるリハビリテーションを行い、病院と自宅の中間施設的な位置づけとして考えられています。 家に帰れる状態にするための『改善』や『復帰』を目的としているところが特養との大きな違いです。

介護老人保健施設で働くポイント

◆機能回復を目指した介護を行うため、快復や維持への変化が
 実感できる。

理学療法士や作業療法士などのリハビリスタッフや看護師との連携で多様なケアへのアプローチを学びたい方におススメです。

特別養護老人ホーム(特養)

特養特別養護老人ホームとは、社会福祉法人や地方公共団体が運営母体となっている公的な高齢者居住施設をいいます。 居室が4人部屋等の多床室が中心で集団ケアを行う従来型の特養と10名程度のユニットを形成し、居室は全て個室で個別ケアを行うユニット型の特養に大きく分けられます。

特別養護老人ホームで働くポイント

◆在宅での生活が困難と判断された要介護者を対象としているため、
 介護度が高い方が多く、終の棲家となります。
◆ご入居者様と家族のように寄り添いながら一人一人の人生に
 関わっていける。

平均介護度は高く、要介護4のレベルでは排泄、入浴、移乗、移動などすべての動作に介助が必要となります。認知症が進むと問題行動への対応スキルも必須となります。やりがい重視でひたむきに介護や福祉をやっていきたい現場主義の方や介護のスキルをしっかりと身に付けたいという方におススメです。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

サービス付き高齢者向け住宅サービス付き高齢者向け住宅とは、主に自立もしくは軽度の要介護状態の高齢者を受けいれている賃貸住宅です。 一般的な個宅形式のものからキッチンやリビングが共有する共同生活室などの設備が備えられている施設もあります。

サ高住で働くポイント

◆自立度の高い方を対象とするため、安否確認と生活相談が
 主な仕事となる事が多いです。
◆要介護者を対象とする場合は、運営する法人が訪問介護事業所を
 建物内に併設し介護提供するのが一般的です。

訪問先が同一の建物内のため移動時間がほとんどなく、同僚が近くにいるので安心です。1対1の手厚い介護をしたい方におススメです。

グループホーム(認知症対応型共同生活介護事業所)

グループホームグループホームでは、要介護認定を受けている認知症高齢者が共同で生活をする施設です。基本的に、できることはご利用者本人にしていただきます。9人1ユニットの形態で、食事・洗濯・機能訓練(生活リハビリ)などを職員と入居者が一緒に行います。

グループホームで働くポイント

◆少人数制(1ユニット9人以下)のため、変化に気づきやすく、
 施設でありながら家庭的な雰囲気を感じることができる。
◆様子観察や声かけ、信頼関係づくりが大切になる。
◆少人数のため、人間関係は濃くなりがち。

職員として最も大切な事は、何度も同じことを繰り返す高齢者に対して『待つ』『聴く』ことが出来る人であるかどうかです。アットホームな雰囲気が好きで、お一人おひとりの個性に合わせた個別ケアがしたい方におススメです。

デイサービス(デイ・通所)

デイサービス在宅で暮らす要介護・要支援認定を受けた高齢者が日帰りで施設を利用します。利用者個人の家まで直接迎えに行き、入浴や食事、レクリエーションなどを行います。 老人ホームの場合、そこが生活の場であるのですが、デイサービスの場合、
高齢者が遊びに行く場所といった感じの施設です。

デイサービスで働くポイント

◆夜勤がなく、日曜日が休みの施設が多い。
◆レク中心、機能訓練中心など施設によって特色がある。
◆曜日によって利用する方が異なるので、状態把握などがとても重要になる。
◆通所していただくための送迎業務を行うこともある。

一般的に介護度の低い方が中心ですので、おむつ交換など介護技術にはまだ自信がないというビギナーさんや日勤帯のみ働きたいといった方におススメです。

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